ソフトテニス全国制覇通算28回以上の実績を持つ濱中嘉彦監督の指導法や練習法を紹介したビデオ・DVDの販売

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ソフトテニス指導者のお悩み解決マガジン 【ソフマガ】 2003年12月1日号

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こんにちは!!ソフトテニス超指導法実践会 会長です!
みなさん,ついに師走,12月ですよ。早いものですね〜。

12月なのに,まだ,暖かい日が続いていますが,寒くなったときにカゼをひく
パターンなので,みなさんも気をつけてくださいね。
インフルエンザの予防接種,行って来ようかな・・・。

では今週も行ってみよ〜!
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■■■指導者のお悩み解決コーナー
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先週から読者の方に募集した回答を2回に渡って掲載させていただいています。
今回が2回目です!

まずは,質問の内容から。
(何度もすみません。初めて読む方もいらっしゃるので。)

【Iさんの悩み】件名「こんな場合、どうしますか?」
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今日は雨が久しぶりに上がり、先週土曜日ぶりの練習でした。
そして、今日、練習に来てみると大変なことが…。
なんと、2年生が誰一人来ていませんでした。
そして、来ているのは欠席連絡のあった一年生一人以外の、一年全員。
この差は一体なんなのでしょうか?

といいますのも、今日は吹奏楽部が夜に大会場を借りてのコンサートを開いて
いたのです。

そのコンサート、実は町内で最大級の観客動員数を誇るコンサート、そして
3年の引退コンサートでもあります。

私も見に行きましたが、最後の3年生の顧問の先生に対してのお礼のメッセージ
は涙ものでした。

こんな大きな晴れ舞台で部活動を終えられる吹奏楽部が幸せだと思いました。

と、こういうのがあったのですが、どうもその待ち合わせがあるから行けない、
と言った理由が大半でした。しかも、「今日は彼と一緒に行くんだ!」と笑いなが
ら言ってきた生徒もいたり…。

こっちはあまりにも悲しくなりました。

でも、一年生もコンサートにも来ていたし、部活にも来ていた、どう言い訳するん
でしょうか?
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この質問に対してSさんからは「テニスを好きにさせる」これが一番大切だ!
という回答を頂きました。(かなり要約していますが。汗)

さて,今週はOさんの回答です。
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実は私も2年前まで同じような悩みを持っていました。
そのときは一杯一杯で、1年生を大事に大事に育てました。特に考え方についてです。

とはいえ、2年生を捨てたわけではありません。その当時新人戦で県のベスト8
になれましたし、それなりに生徒達もがんばってはいましたから。ただ、
モチベーションは2年生のほうが低かったです。

よくわかりませんが、当然2年生が優遇されるものだというへんな安心感を持って
いましたから。だから、I先生のところと似たようなことがちょくちょくありました。
その当時はただただ、志の低さと、努力の少なさを他との比較でなじることが多かった
ように思います。

当然のことながら関係がギクシャクして、あまりいい感じで終えることができな
かった、今では申し訳ないなあと思う学年です。ただその分、その当時の1年生は
成績こそ、大きな結果は出せませんでしたが、最後の最後までがんばったなあと
いう気持ちの良い終わり方ができました。しかし、今思うに、自分の負けだった
なあと感じます。

今なら、2年生を変えるべく努力をしたいと考えます。(このサイトのおかげかも。)
変わる変わらないのは問題ではなく、変える工夫努力をしたいと思います。
まずは、お手本です。近くの学校で、高校でもいいと思いますが、全国や県の上位
を目指している学校にお願いをして練習を見学、または、合同練習をお願いして、
理想とする姿を見てもらうのが一番かと考えます。

強いチームほど歓迎てくれる傾向が高いと思います。その上で、目指したい姿を生徒達
に話したいと考えます。また、自分の成長を感じることがとてもうれしいことは、
知っているものは多いと思います。それをまめに語っていくと思います。
うまくいくかどうかはわかりませんが、捨ててしまうのは自分の負けかな?
と思う自分がいますので、できる限り、がんばりたいです。

ただ、負けっぱなしは悔しいので1年生の指導にも力を入れると思います。
欲張りかな?すいません。たいした答えではありませんね。
I先生がんばってください。応援します。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
Oさんありがとうございました。

やはりIさんと同じ様な悩みを持つ方は多いのですね。
Oさんの方法としては「選手の目標を持って頑張っている選手の姿を見せる」
ことで選手のモチベーションを上げるというものですね。

我々でもそうですが,やはり「目標に向けて頑張る姿」には心打たれますよね。
きっと選手たちもそうだと思います。

3週にわたってお悩み相談してきましたが,いかがだったでしょうか?
来週は選手の方から頂いたお悩み相談にお答えしたいと思います。
ぜひ,みなさんもお悩みをメールしてください。
投稿は簡単! kagi@1soft-tennis.com までメールするだけ!件名を【お悩み】
としてください。お待ちしています!

では,みなさん!今週も頑張ってください!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【編集後記】
先週のメルマガの内容に対してご意見を頂きました。ありがとうございます。
反応率0.4%という話をしたと思いますが,それに対してのTさんのコメントです。
===================================================================
こんばんは。Tです。
ソフトテニスの発展のために、いつも精力的なご活躍をありがとうございます。

さて、今回は「メルマガ回答率0.4%」の原因を、教師の発問とそれに対する
生徒の解答になぞらえて考えてみました。

教師が発問をしたときに、やはり生徒からの反応が悪い場合があります。
その原因は3つに分けられると考えます。

【1.発問に魅力がない】
考えようと思うだけの魅力的な発問ではなかったという状態です。

【2.解答を考えるのに時間を要する】
発問をしてすぐに解答が返ってくる問題がよいとは必ずしもいないということ
です。じっくりと考えて解答する場合もあるということです。

【3.発問の仕方が悪い】
何を答えればよいのか、どう答えればよいのかわかりにくいということです。
複雑な内容であれば、整理してやる必要があります。また、意図的に、段階的に
かつ生徒に気づかれずに本質的な発問に結びつける質問をいくつか事前に
しておく必要があります。

+++++++++++++++++++++++++++++++++

しかし、今回の場合、上記以外の問題があったように思われます。それは下記
の点です。

【仕組みができていない】
読み手からの解答募集という仕組みがあまりにも突然であったという点です。
段階的に、例えば○×で解答できる問題を導入していった上での今回の
発問にもって行くべきだったのでは、ということです。「変化ある繰り返し」
こそが意欲の継続につながり、発展につながるのです。

学級通信の話ですが、保護者に感想などをもとめることがあります。
その感想を学級通信に掲載する目的で、募集をするのです。
そこで留意しなければならないことは、「募集を期待しない」という点です。
募集したいと考えているのは教師側の一方的な思いであり、保護者のニーズ
に応えていない募集であれば0もありえる、ということです。それは学級通信に
限らず、授業参観であったり保護者会であったりします。

さらに続けます。このメルマガの「仕組み」は濱中先生や会長さまのご意見を
教えていただけるものとして認知されていると思います。相互の意見交換を
なす掲示板とは「仕組み」が異なるものであり、だからこそ両者の存在意義
があると思うのです。

そう考えると、今回の例でいえば、質問に対する解答を濱中先生や会長さまに
いただき、かつ、掲示板(無料掲示板の方が望ましい)にみなさんのご意見を
いただく、といった2面展開をするのがベストな方法ではないでしょうか。

メルマガ本来の「仕組み」を発展させようとした会長さまのご意向があっての
ことでしょう。しかし、読み手側にしてみれば、本来の「仕組み」の放棄と捉え
られた危惧すらあります。そう誤解されないためにも発信側からの説明が
もう少し必要であったのではないかと思います。

貴Web、メルマガ等、全てがよりよく発展することを願っております。
ゆえに今回のメールを送信させていただきました。
勝手なことをもうしまして、申し訳ありませんでした。
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嬉しいです。読者のほとんどは教育者,学校の先生なわけですよね。
そのなかで,このような貴重なご意見をいただけたのは,本当に嬉しいです。
教師としての発問の仕方,また,当メルマガでの発問の仕方(仕組み)について
まで,ご意見いただき,本当に嬉しいです。

難しいところで,発行者1人が読者580人に対して伝えたい気持ちと,コチラも
みなさんの意見を聞きたい気持ちが入り混じっています。

濱中先生と話をしますと「完璧なものに仕上げたい」とおっしゃいますが,僕と
しては「行動していきながら発展していきたい」と考えています。

このメルマガは,はっきり言って素人の文章です。
しかし,熱意で書いているつもりです。
情熱があれば読者に伝わると思っています。
しかし,先ほどもありましたように「本来の「仕組み」の放棄と捉えられた危惧
すらあります」というように捕らえられる可能性があるのは気をつけないと
いけないと,文章,言葉に対して考えさせられました。

このようにご意見をいただけますと,僕としても勉強になります。
ドンドン教えてください。僕の上達,成長はみなさんにより良い情報を伝える
スキルアップにつながります。これからももっと勉強します。

ありがとうございました。

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濱中先生のお薦めの本を「おすすめBOOK」のコーナーにアップしました。
ぜひ,読んでください。 http://www.1soft-tennis.com/osusumebook.htm
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